中学生のお子様がいる保護者の中には『どんな勉強法が良いの?』『定期テスト対策はどうしたら良いの?』などの疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
中学英語は将来の英語スキルの土台となります。単語や文法を中心とした学習を日々積み重ねなければいけません。
本記事では、中学生におすすめの勉強法などをご紹介いたします。
目次
中学英語の重要性
学習指導要領の改訂により、2020年から小学校での英語の授業が必修化されました。
グローバル化が進み、英語スキルの重要性が高まってきており、高校や大学受験に活かせるだけでなく、社会人になっても日常英会話の基礎として役立ちます。
中学英語は、英語スキルの土台となり、将来の選択肢を増やし、人生を豊かにしてくれます。
なので、中学生のうちからしっかりと理解することが大切です。
基本的な中学英語の勉強法

ここでは、基本的な中学英語の勉強法を3つご紹介します。
暗記する
英語には単語や熟語など暗記をする必要がありますが、読み書きを繰り返すだけでは限度があります。なので、英語の暗記にはちょっとした工夫が必要になってきます。
・派生語:『act』行動する→『active』活動的な
・語源:『ex』外に+『port』運ぶ→『export』輸出する
など単語の成り立ちを知ると覚えやすくなり忘れにくくなります。

英単語の覚え方については『超効率の良い英単語の覚え方を完全公開!』の記事で詳しく解説しているので、本試験前にそちらを参考にしてみてください。
文法を理解する
中学英語の文法問題を解けるようにするには、学校の教科書やワークを繰り返し解くことが必要です。
また、間違えた問題はそのままにせずに、なぜ間違えたのか、そして次に同じような問題が出たときに確実にできるようにしなければいけません。
文法は暗記するというよりは、本質的に理解することを心がけましょう!
語順や時制など、『なんでそうなるのか?』を1つ1つ理解してから次に進んでください。それを誰かに説明できるようになれば、その文法を理解していることになります。
音読する
英語に限ったことではないですが、声に出して音読することはとても大切です。
教科書等の英文を音読することで記憶に定着しやすくなります。また、単語の並びが自然に頭に入ってくるだけでなく、英語の発音を身につけることができます。
単語や文法をインプットするだけでなく、英語をアウトプットすることで総合的な英語力の向上に期待できます。
音読に慣れてきたら、ディクテーションやシャドーイングに挑戦してみると良いでしょう!

ディクテーションについては『ディクテーションの効果とは?』の記事で詳しく解説しているので、本試験前にそちらを参考にしてみてください。

また、シャドーイングについては『シャドーイングの効果とは?』の記事で詳しく解説しているので、本試験前にそちらを参考にしてみてください。
学年別|中学英語の勉強法

ここでは、中学英語の勉強法を学年別にご紹介します。
1年生|基礎を定着させる
とにかく基礎の内容を記憶に定着させることを意識しましょう!
学校で習った内容を丁寧に復習し、1つ1つの単元を確実にやり遂げるように取り組んでください。
英語にまだ慣れていない方や苦手意識がある方は、映画やアニメなどを用いて、英語への興味関心を高めることをおすすめします。

映画を使った英語学習の進め方については『映画を使った英語学習の進め方とメリット!』の記事で詳しく解説しているので、本試験前にそちらを参考にしてみてください。
2年生|文法をマスターする
高校受験対策のためにも、2年生のうちから文法をマスターすることを目指しましょう!
2年生になると文法学習の内容の難易度が上がっていき、毎回の授業が大切です。また、学校の授業についていけるように復習をすることがポイントとなります。
中学2年で習う文法は高校入試でもよく出題されるので、授業の内容を理解することが、高校受験対策となります。
途中で理解が難しくなった場合は、少し前の内容から復習することをおすすめします。焦る必要はまったく無いので、じっくり文法を固めましょう!

英文法の勉強法ついては『英語の文法をマスターしたい方へ!|おすすめの勉強法を徹底解説!』の記事で詳しく解説しているので、本試験前にそちらを参考にしてみてください。
3年生|長文&総復習する
3年生になったら、高校入試に向けた長文対策と過去に習った内容を1度総復習をしましょう!
苦手な単元があれば、早めに学習をするべきです。また、間違えた問題や不安な箇所に関しては、できるようになるまで何度も復習に取り組むべきです。
長文問題は経験値が大切になってくるので、何題もこなすことをおすすめします。

長文の解き方については『英語の長文読解の解き方のコツとおすすめの問題集』の記事で詳しく解説しているので、本試験前にそちらを参考にしてみてください。
定期テスト対策
まずは、目標の点数を決めて、それを達成するために何をどのくらいすれば良いかを考える必要があります。
基本的に定期テストは授業で習った内容から出題されるため、学校の教科書や先生から配られるプリントで勉強するのが最も効率良く点数を伸ばすことができると言えます。
学校の教材だけでは不安だという方もいると思いますが、内容を完璧に把握できていれば十分な得点を期待できます。
テスト直前に詰め込むのではなく、2~3週間前から計画的に毎日勉強をしましょう!
なお、テスト後の復習を忘れずに必ず行ってください。
中学生におすすめの参考書
中学生におすすめの参考書を2冊に厳選してご紹介します。
中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本
シンプルな例文とイラストを多用したわかりやすい解説をもとに、最低限必要な文法用語をスムーズに理解できる構成となった1冊です。
be動詞や一般動詞の使い方など基本的な内容から、徐々に文法の知識を積み重ねることができます。 また、音声のダウンロードもでき、英語4技能を総合的に伸ばすこともできます。
英語の基本をしっかりと学びたい中学生や基礎から学び直したい大人におすすめです。
著者 | 濱崎潤之輔 |
出版社 | かんき |
発売日 | 2020/12/9 |
ページ数 | 160ページ |
価格(Amazon) | ¥1,320 |
自由自在 英語
中学3年間の学習だけでなく、高校への発展学習事項まで完全カバーされた1冊です。
高校入試での頻出項目や、よりハイレベルな内容も充実し丁寧に解説しています。自宅でも塾でも頼りになる最強のパートナーです。
著者 | 受験研究社 |
出版社 | 増進堂・受験研究社 |
発売日 | 2021/2/15 |
ページ数 | 608ページ |
価格(Amazon) | ¥3,190 |
まとめ
中学英語は高校や大学受験だけでなく、社会人の日常英会話の基礎となります。
中1では基礎の定着、中2では文法のマスター、中3では長文&総復習という流れをおすすめします。
中学生のうちから毎日継続的に勉強をすることで、英語スキルの土台を身につけることができます。無理なく継続できる勉強法を実践することが大切になってきます。
本記事がみなさまの手助けになればと願っています。
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